生皮苧(読み)きびそ

精選版 日本国語大辞典 「生皮苧」の意味・読み・例文・類語

きび‐そ【生皮苧】

〘名〙 製糸の時に生じた品質の悪い繊維を集めて、その水分をとり除き、乾燥させたもの。繭の外部とさなぎとが接している部分は、生糸として不適当であるため、別に繰り出して乾燥させ、熨斗糸(のしいと)絹糸紡績などの原料として用いる。屑絹(くずぎぬ)

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デジタル大辞泉 「生皮苧」の意味・読み・例文・類語

きび‐そ【生皮×苧】

生糸を繰るときに出る糸くずを集め、乾燥させたもの。絹糸紡績などの原料とする。

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