生型(読み)なまがた

世界大百科事典(旧版)内の生型の言及

【鋳物】より

…(2)鋳型による分類 砂型,金型,特殊鋳型の三つに大別される。 まず砂型は,ケイ砂に粘結剤として粘土分を加え,水分を与えて粘結力をもたせた砂(鋳物砂という)を使う生型(なまがた)(生砂型),およびそれを炉で乾燥させて使う乾燥型が昔から使われてきた。近年,粘土分の代りに,水ガラス,セメント,合成樹脂などの無機質,有機質の粘結剤を使い,触媒などの作用で短時間で硬化させる自硬性鋳型が種々開発されている。…

【鋳金】より

…近代の鋳造彫刻,工芸鋳物はほとんどこの方法による。(7)砂型鋳造 生型(なまがた)ともいう。鋳造に適した砂で鋳型を作り,そのまま鋳込む方法と乾燥させて鋳込む方法がある。…

※「生型」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」