生名島(読み)いきなしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「生名島」の意味・わかりやすい解説

生名島
いきなしま

愛媛県北部、芸予諸島東部の島。越智(おち)郡上島(かみじま)町に属する。因島(いんのしま)、生口(いくち)島、岩城(いわぎ)島、弓削(ゆげ)島などに囲まれる。南北3.5キロメートルと細長く、面積3.68平方キロメートル。島の北部にある立石山(たていしやま)(139メートル)にはドルメン遺跡(巨石群)があり、因島村上水軍の城跡などもある。因島に通勤する人は多く、フェリーが頻繁に発着する。2011年(平成23)に生名橋が完成し、弓削島佐島と陸路で結ばれた。人口1871(2009)。

[深石一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「生名島」の解説

生名島

広島県尾道市の因島の南に位置する上島諸島の島。「いきなじま」と読む。愛媛県越智郡上島町に属し、南東の佐島と生名橋で結ばれている。面積約3.69平方キロメートル。因島の女傑、麻生イトが晩年に築いた庭園「三秀園」には、弥生時代遺物と見られる巨石メンヒルがある。温水プール体育館グランドなど設備の整ったスポーツ公園「いきなスポレク公園」がある。

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世界大百科事典(旧版)内の生名島の言及

【生名[村]】より

…人口2304(1995)。芸予諸島に属する生名島と大小9個の無人島からなる。海岸は入江がほとんど埋め立てられて集落,耕地となっている。…

※「生名島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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