甘雨(読み)かんう

精選版 日本国語大辞典 「甘雨」の意味・読み・例文・類語

かん‐う【甘雨】

〘名〙 草木をうるおし、生長を助ける雨。滋雨(じう)膏雨(こうう)
霊異記(810‐824)上「水を施し、田を塞ぐ。甘雨時に降り、美(よ)き誉長(とこしへ)に伝ふ」 〔詩経小雅甫田

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デジタル大辞泉 「甘雨」の意味・読み・例文・類語

かん‐う【甘雨】

ほどよいときに降って草木を潤し育てる雨。慈雨

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普及版 字通 「甘雨」の読み・字形・画数・意味

【甘雨】かんう

時をえた雨。慈雨。〔詩、小雅、甫田〕以て田(むか)へ 以て甘雨をり、以て我が稷黍を介()(もと)む

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「甘雨」の解説

かんう【甘雨】

新潟日本酒。酒名は、明治維新の際、北辰隊隊長として活躍した遠藤七郎昭忠の雅号「甘雨」に由来純米酒本醸造酒がある。味わいは辛口。原料米は五百万石、こしいぶき。仕込み水は五頭山伏流水蔵元の「越後酒造場」は昭和7年(1932)創業。所在地は新潟市北区葛塚。

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デジタル大辞泉プラス 「甘雨」の解説

甘雨(かんう)

新潟県、株式会社越後酒造場の製造する日本酒。

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