甘酒祭(読み)アマザケマツリ

デジタル大辞泉 「甘酒祭」の意味・読み・例文・類語

あまざけ‐まつり【甘酒祭(り)】

甘酒をつくって神に供え、また客にふるまうことを特色とする祭り各地秋祭りに多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「甘酒祭」の意味・読み・例文・類語

あまざけ‐まつり【甘酒祭】

〘名〙
① 甘酒を作り供え、また、客にふるまうことを特色とする祭り。各地にあり、特に秋祭りにこの名のものが多い。
諸国風俗問状答(19C前)大和国高取領風俗問状答「あま酒を入れて親類知音互に取かわし、家毎に是をもてはやす。あま酒祭といふ」
② 「おはらざし(大原志)」の異称。この祭りの日に甘酒を神前に供えるところからいう。《季・夏》 〔俳諧・滑稽雑談(1713)〕
芝神明祭の俗称。この祭りの日に氏子の家同士で甘酒を作ってやりとりし、また、客に勧めたところからいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の甘酒祭の言及

【甘酒】より

…神社の場合には当番がきまっており,神前に供えたのちに参拝者たちに分与した。その印象が強かったので,祭りの呼名を〈甘酒祭〉とするところは各地にある。酒税法が施行されてからは,国税庁の許可を得たところだけが濁り酒をつくり,そのほかは甘酒を用いている。…

※「甘酒祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android