甘物(読み)あまもの

精選版 日本国語大辞典 「甘物」の意味・読み・例文・類語

あま‐もの【甘物】

〘名〙
① 味の甘い物。
初生児に飲ませた甘葛(あまずら)の湯。また、母乳の足りない乳児にも与えた。甘々(あまあま)。胞衣蕗(いやぶき)
※俳諧・沙金袋(1657)「あま物や天のあたふる仏生会善種〉」
小豆をいう女房詞
※女房躾書(室町末)「あつきをはおあか共あまもの共、いろのまる共云」
④ 俗受けをねらった出し物をいう演劇用語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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