環境保全(読み)かんきょうほぜん(英語表記)environmental protection

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「環境保全」の意味・わかりやすい解説

環境保全
かんきょうほぜん
environmental protection

人類は歴史を振返るとその 99%までが自然生態系内の一員としての存在であり,環境への影響もきわめて微少であった。しかし「旧人」以降人類の活動は拡大の一途をたどり,現在では地球そのものの存在さえ脅かしている。世界各地で地球環境保護のための会議が開かれているように,地球環境をどう守るかは人類史上最大の課題となってきた。地球環境問題の本質は人間活動が地球の物質エネルギー循環限界をこえ,自然のシステムを破壊してしまったことにつきる。その解決の道としては,(1) 二酸化炭素の排出量規制のような「人間活動の抑制」,(2) 二酸化炭素の固定化技術やフロンの回収分解などの「技術開発」,(3) 森林保護植林などの「環境の回復」の3点にまとめることができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「環境保全」の意味・わかりやすい解説

環境保全【かんきょうほぜん】

環境保全型社会

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android