精選版 日本国語大辞典 「瑠璃・琉璃」の意味・読み・例文・類語
るり【瑠璃・琉璃】
〘名〙
① (vaiḍūrya の音訳「べいるり(吠瑠璃)」の略) 古代インド、中国などで珍重した宝玉。七宝の一つ。青色のものを代表とするが、他に赤、白、黒、黄、緑、紺などがあるという。また、ガラスの類をもさす。瑠璃珠。
※性霊集‐一(835頃)徒懐玉「説聴瑠璃、情幾擡」 〔薬師如来本願経〕
② =るりいろ(瑠璃色)
※栄花(1028‐92頃)浅緑「瑠璃の経巻は霊鷲山の暁の空よりも緑なり」
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