瑕瑾(読み)カキン

デジタル大辞泉 「瑕瑾」の意味・読み・例文・類語

か‐きん【××瑾/××釁】

きず。特に、全体としてすぐれている中にあって惜しむべき小さな傷。また、短所欠点。「わずかな―もない」
恥。辱め。名折れ
「仕損じては一門の―になるべく候ふ間」〈義経記・六〉
[補説]「瑕」は玉のきず、「釁」もきずの意。「瑾」は美しい玉が本義で、「瑕瑾」をきずの意味に用いるのは、日本独自の用法
[類語]瑕疵細瑾短所難点欠陥くせ遜色弱点欠点盲点あら弱み泣き所負い目引け目付け目デメリットウイークポイントハンディキャップ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「瑕瑾」の読み・字形・画数・意味

【瑕瑾】かきん

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