瑕(漢字)

普及版 字通 「瑕(漢字)」の読み・字形・画数・意味


13画

[字音]
[字訓] きず

[説文解字]
[その他]

[字形] 形声
声符は(か)。は玉の原石を切り出す形。〔説文〕一上に「玉の小赤なり」とし、また〔広雅、釈詁二〕に「裂なり」と、玉に瑕(かきん)(きず)のある意とする。玉の小疵をいう。

[訓義]
1. きず。
2. 人事の上に移して、あやまち、つみ
3. きずの意より、すき、もろい。
4. と通じて、とおい、はるか。胡・何と通じて、なんぞ。

[古辞書の訓]
名義抄〕瑕 タマキズ・トガ・カク・ヲサム・アヤマツ・トホシ・サク

[語系]
瑕・霞・蝦・heaは同声。瑕は玉の小赤疵あるもの。霞は赤雲の気。蝦は海老。は馬の赤白雑色なるもの。に小赤の意を含むようである。

[熟語]
瑕穢瑕悪瑕翳・瑕瑕瑾瑕隙瑕欠瑕垢瑕痕・瑕疵・瑕・瑕・瑕瑕殄・瑕・瑕瑕病瑕瑜瑕尤
[下接語]
隠瑕・瑕・棄瑕・毀瑕・求瑕・去瑕・抉瑕・痕瑕・細瑕・疵瑕・繊瑕・点瑕・韜瑕・匿瑕・微瑕・璧瑕・無瑕・瑜瑕

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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