現物地代(読み)げんぶつちだい

百科事典マイペディア 「現物地代」の意味・わかりやすい解説

現物地代【げんぶつちだい】

生産物地代とも。農民が自分の借地で得た生産物(作物家禽(かきん),乳製品繊維製品等)で納める封建地代。日本の年貢も普通この形をとった。現物地代は農民に一応剰余生産物蓄積の機会を与えるので,農民の生産を刺激し,これが労働地代にとって代わるに至った。商品生産の発展は,さらに貨幣地代発生をもたらす。
→関連項目封建地代

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「現物地代」の意味・わかりやすい解説

現物地代
げんぶつちだい

生産物地代」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android