班目村(読み)まだらめむら

日本歴史地名大系 「班目村」の解説

班目村
まだらめむら

[現在地名]南足柄市班目

北境を酒匂さかわ川が流れ、東は金井島かないしま村・岡野おかの(現足柄上郡開成町)千津島せんどしま村、西は怒田ぬだ村・小市こいち村、南は怒田村千津島村と接する。小田原衆所領役帳に大道寺「九拾四貫六百四十文 西郡班目」と記す。北条家朱印状と推定される後欠文書(県史三)によれば、永禄一二年(一五六九)の風損のため百姓の申請で検見がなされ、検見高より七四貫文余を引いた一三六貫文余が定納分とされ、また北条氏の代替検地がなされなかったために、天正九年(一五八一)一〇月一〇日には弘治元年(一五五五)の分に三分一の増段銭が課せられている(「北条家朱印状写」同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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