班 固(読み)はんこ

旺文社世界史事典 三訂版 「班 固」の解説

班 固
はんこ

32〜92
後漢 (ごかん) の歴史家
陝西 (せんせい) の人。班昭班超の兄。父班彪 (はんひよう) の志をついで前漢一代の歴史書『漢書 (かんじよ) 』を著した。中傷を受けて官位は上がらず,最後は竇憲 (とうけん) の謀反事件に連座して獄死したが,未完成の部分は妹班昭が補って完成。司馬遷の『史記』と並ぶ二大歴史書とされる。ほかに『白虎通 (びやくこつう) 』を著した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android