珪藻軟泥(読み)けいそうなんでい(英語表記)diatom ooze, diatomaceousooze

精選版 日本国語大辞典 「珪藻軟泥」の意味・読み・例文・類語

けいそう‐なんでい ケイサウ‥【珪藻軟泥】

〘名〙 深海堆積物一つ珪藻遺体主成分とし、細泥、有孔虫遺体などを含む。淡黄色または灰白色で、寒帯地方の水深一〇〇〇~四〇〇〇メートル付近に多くみられる。

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デジタル大辞泉 「珪藻軟泥」の意味・読み・例文・類語

けいそう‐なんでい〔ケイサウ‐〕【×珪藻軟泥】

珪藻の遺体を主成分とし、細泥・鉱物有孔虫遺体なども含む海洋堆積物たいせきぶつ。淡黄色または灰色。寒帯地方の水深1000~4000メートル付近に多い。

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岩石学辞典 「珪藻軟泥」の解説

珪藻軟泥

珪藻の細胞膜からできた珪酸質の軟泥(ooze)で,少量で様々に変化する石灰質生物や物質粒子を含む[Murray & Renard : 1891].珪藻類の殻を多く含む遠洋性堆積物で,珪酸は70%くらいで残りは石灰である.

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