珍奇(読み)ちんき

精選版 日本国語大辞典 「珍奇」の意味・読み・例文・類語

ちん‐き【珍奇】

〘名〙 (形動) めずらしく奇妙なこと。普通とはちがってめったにない変わったさま。また、そのもの。珍異
続日本紀‐天平二年(730)四月甲子「又国内所出珍奇口味等物。国郡司蔽匿不進」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二「其他珍奇な話は爽やかな東京弁にのって滔々と耳辺に漲り」 〔後漢書‐宝融伝〕

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デジタル大辞泉 「珍奇」の意味・読み・例文・類語

ちん‐き【珍奇】

[名・形動]珍しくて風変わりなこと。また、そういうものや、そのさま。「聞いたこともない珍奇な話」
[派生]ちんきさ[名]
[類語]珍妙珍しいめずらまれ稀有けう異例ちん珍稀ちんき珍貴たま得難い貴重珍重貴い高貴大切重要異彩異常異様奇異奇妙みょう面妖めんよう不思議不可解不審不自然奇怪奇態風変わり特異異状非常別条変ちくりん変てこ変てこりん妙ちきりんけったいおかしいおかしな奇天烈きてれつ新奇奇抜奇警奇想天外突飛ファンシー突拍子もない言語道断無茶めちゃむちゃくちゃめちゃくちゃめちゃめちゃ滅法法外無理乱暴無体理不尽非理不当不条理不合理非合理狂的

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普及版 字通 「珍奇」の読み・字形・画数・意味

【珍奇】ちんき

珍しいもの。〔晋書、陶侃伝〕妾(ようせふ)數十、家千餘、珍奇寶天府よりも富(おほ)し。

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