精選版 日本国語大辞典 「玩・弄・翫」の意味・読み・例文・類語
もて‐あそ・ぶ【玩・弄・翫】
〘他バ五(四)〙
② 身近に置いたり眺めたりして観賞の対象とする。風流ななぐさみ物とする。
※躬恒集(924頃)「月に乗りてささら水をもてあそぶ」
③ 人を身近に置いてかわいがる。心の慰めとして愛する。
もて‐あそび【玩・弄・翫】
〘名〙
① いつくしんで心の慰めにする人。遊び相手。
※源氏(1001‐14頃)若紫「思ひの外の事、おのづから出で来るを、いとをかしきもてあそびなり」
② 賞翫しつれづれをなぐさめるもの。また、なぐさみごと。
③ 手まさぐりにして遊びなぐさむもの。おもちゃ。
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