王政復古(世界)(読み)おうせいふっこ

百科事典マイペディア 「王政復古(世界)」の意味・わかりやすい解説

王政復古(世界)【おうせいふっこ】

(1)イギリス史。1660年亡命先のオランダ復位の条件を提示するブレダ宣言を出したチャールズ2世が,帰国して即位ピューリタン革命終止符が打たれ,スチュアート朝復活がなったが,次第に反動化したため,1688年名誉革命が起きた。(2)フランス史。ナポレオン没落後ウィーン会議によって1814年ブルボン朝が復活し,ルイ18世が即位。彼の治下に制限選挙制の下で旧支配層からなる保守主義と産業資本家の自由主義との衝突が繰り返され,シャルル10世治下の1830年に七月革命が起きた。
→関連項目騎士党クラレンドンクラレンドン法典クロムウェルコモンウェルスジェームズ[2世]シドニーシャフツベリーシャルル[10世]チャールズ[2世]ハリファクス百日天下フィルマーフーシェブルボン[家]ブレダ亡命貴族モンクモンマス公ルイ[18世]ルパート

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