王師(読み)おうし

精選版 日本国語大辞典 「王師」の意味・読み・例文・類語

おう‐し ワウ‥【王師】

〘名〙
王者軍勢官軍天兵。〔新令字解(1868)〕
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉一一「奥羽の藩々の王師(ワウシ)抵抗なしつるも」 〔詩経‐周頌・酌〕
帝王師範。王の先生

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「王師」の意味・読み・例文・類語

おう‐し〔ワウ‐〕【王師】

王の軍勢。官軍。
半蔵は―を迎える希望に燃えていた」〈藤村夜明け前
帝王の師範。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「王師」の読み・字形・画数・意味

【王師】おう(わう)し

天子の軍。唐・陳子昂〔著作佐郎崔融等の~東征を送る〕詩 金天(秋の日)、方(まさ)に肅 白露始めて專征す 王師、戰を樂しむに非ず 之の子、佳兵を愼(つつし)め

字通「王」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android