百科事典マイペディア 「玉くしげ」の意味・わかりやすい解説 玉くしげ【たまくしげ】 本居宣長(もとおりのりなが)の政治道徳論。玉匣とも書く。1冊。《秘本玉くしげ》(2巻2冊)とともに紀伊(きい)和歌山藩主徳川治貞(はるさだ)に贈られた。《玉くしげ》では古道の大意を説き,〈秘本〉は富の不平等や年貢の苛酷さなどを批判,政治経済の具体論を述べている。《玉くしげ》は1789年板行された。→古道学 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
旺文社日本史事典 三訂版 「玉くしげ」の解説 玉くしげたまくしげ 江戸後期,本居宣長の経世書1786年著。1巻。古道説に基づく政治論で,自然と人間性の尊重を説いた。『秘本玉くしげ』とともに紀伊藩主徳川治貞に献じられた。 出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報