玉【えん】梵芳(読み)ぎょくえんぼんぽう

百科事典マイペディア 「玉【えん】梵芳」の意味・わかりやすい解説

玉【えん】梵芳【ぎょくえんぼんぽう】

室町初期の禅僧春屋妙葩(しゅんおくみょうは)の法嗣(はっす)で,1413年足利義持推挙南禅寺81世となった。晩年は南禅寺竜華院内に隠棲。詩,書,画に万能で,詩画軸の賛が多い。雪窓普明(せっそうふみん)など宋元の画蘭を学び,墨蘭(ぽくらん)の名手として知られる。

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