玄海[町](読み)げんかい

百科事典マイペディア 「玄海[町]」の意味・わかりやすい解説

玄海[町]【げんかい】

福岡県北部,宗像(むなかた)郡の旧町。古第三紀層の丘陵地が広く,釣川の低地水田開け,米,麦,果樹蔬菜を産する。玄界灘に臨み,沖の地島,勝島も含む。フグなどの漁獲もある。神湊(こうのみなと)は海水浴場鐘崎海女(あま)で有名。田島宗像大社の辺津(へつ)宮がある。玄海国定公園に属する。2003年4月,宗像市と合併。34.68km2。9559人(2000)。

玄海[町]【げんかい】

佐賀県北西部東松浦郡の町。西部は風光にすぐれる仮屋湾に臨む。背後上場(うわば)と呼ぶ玄武岩台地で,タバコユリ根ニンニク栽培近年はミカン栽培も行う。沿岸漁業,タイ・ハマチ養殖が盛ん。九州電力原子力発電所がある。35.92km2。6379人(2010)。

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