猿轡(読み)さるぐつわ

精選版 日本国語大辞典 「猿轡」の意味・読み・例文・類語

さる‐ぐつわ【猿轡】

〘名〙 (「さる」は、戸締まりのための具) 声を立てさせないために、口の中に押し込んだり、かませて後頭部にくくりつけたりしておくもの。
御伽草子・ゆや物がたり(室町時代物語大成所収)(江戸初)下「ひゃうへはひめぎみにさるぐつわをはめて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「猿轡」の意味・読み・例文・類語

さる‐ぐつわ【猿×轡】

声を立てさせないように、口にかませ、首の後ろで結んでおくもの。布などを用いる。「猿轡をかませる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android