猫じゃらし(読み)ネコジャラシ

デジタル大辞泉 「猫じゃらし」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐じゃらし【猫じゃらし】

エノコログサ別名 秋》
後ろで結んだ帯の両端を不均等に長く垂れ下げたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「猫じゃらし」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐じゃらし【猫じゃらし】

〘名〙
① 帯の結び方の一種。帯の掛けと垂れの長さを不均等に結び垂らしたもの。揺れて猫をじゃらすように見えるところからいう。
※雑俳・柳多留‐二(1767)「恋やみへ母の細工は猫じゃらし」
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一二「猫(ネコ)ぢゃらしに、右の袂の下で結んでゐる」
植物えのころぐさ(狗児草)」の異名。《季・秋》
※火の島(1939)〈中村草田男〉「猫じゃらし触れてけもののごと熱し」

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