狼煙・狼烟(読み)ろうえん

精選版 日本国語大辞典 「狼煙・狼烟」の意味・読み・例文・類語

ろう‐えん ラウ‥【狼煙・狼烟】

〘名〙 (昔、中国で、おおかみの糞を混ぜて焼けば煙が直上するといって用いたところから) 敵の襲来などを味方に知らせるために、藁(わら)生柴などをたいて上げる煙。のろし。烽火狼火狼燧(ろうすい)
太平記(14C後)一「狼煙(ラウエン)天、鯢波動地、至今四十余年」 〔温庭筠‐遐水謡〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android