狭衣(読み)さごろも

精選版 日本国語大辞典 「狭衣」の意味・読み・例文・類語

さ‐ごろも【狭衣】

[1] 〘名〙 (「さ」は接頭語) ころも。衣服着物
※催馬楽(7C後‐8C)夏引「夏引の 白糸 七量(はかり)あり 左己呂毛(サコロモ)に 織りても着せむ」
[2]
[二] 能楽。三番目物。臣下が嵯峨野の院で女二の宮の亡霊に会い、昔物語を聞く。「狭衣物語」による。廃曲

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「狭衣」の意味・読み・例文・類語

さ‐ごろも【狭衣】

《「さ」は接頭語》ころも。衣服。
人妻に言ふはがこと―のこのひも解けと言ふは誰がこと」〈・二八六六〉

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