(読み)どく

精選版 日本国語大辞典 「独」の意味・読み・例文・類語

どく【独】

〘名〙
ひとり。ひとりであること。〔礼記礼器
② みなしご。
※百座法談(1110)六月五日「父なきものをば孤といふ母なきものを独といふなり」
老人で子のない者。
令義解(718)戸「凡鰥寡孤独。貧窮老疾不自存者。〈〈略〉六十一以上而無子為独也。〈略〉〉令近親収養」 〔詩経小雅
④ 「ドイツ」のあて字独逸」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「独」の意味・読み・例文・類語

どく【独〔獨〕】[漢字項目]

[音]ドク(呉) [訓]ひとり
学習漢字]5年
つれあいのない者。ひとり者。「独身孤独
ただひとり。ただ一つ。「独学独自独奏独特独白独立独眼竜慎独単独
他をかえりみず自分だけで。「独裁独占独善独断
ドイツ。「独語独文日独
難読独活うど独楽こま独乙ドイツ独逸ドイツ独鈷とっこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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