独住(読み)どくじゅう

精選版 日本国語大辞典 「独住」の意味・読み・例文・類語

どく‐じゅう ‥ヂュウ【独住】

〘名〙 ひとりで住むこと。
吾妻鏡‐貞応二年(1223)七月九日「薬師堂谷辺有独住僧。号浄密

ひとり‐ずまい ‥ずまひ【独住】

〘名〙 寝食をともにする者のない、ひとりだけの暮らし。ひとりずみ。
咄本・いかのぼり(1781)身投「有る長屋に、ひとり住居(スマヰ)のおとこ」

ひとり‐ずみ【独住】

※竹取(9C末‐10C初)「かぐや姫のみ御心にかかりて、ただひとりすみし給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の独住の言及

【遊行】より

…一遍没後は他阿真教が遊行上人となり,道場経営にも力を入れた。また,遊行上人が老病などのため遊行困難となると道場に隠居し(独住という),藤沢上人と号した。神奈川県藤沢市の清浄光寺(遊行寺と俗称)に独住したからである。…

※「独住」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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