狂暴(読み)きょうぼう

精選版 日本国語大辞典 「狂暴」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ぼう キャウ‥【狂暴】

〘名〙 (形動)
正気を失ってあばれること。狂い荒れること。また、そのさま。
菅家文草(900頃)二・有所思「狂暴之人難我、文章之士定為誰」
常識はずれな乱暴をすること。また、そのさま。
日本外史(1827)一一「信虎狂暴、賞罰無常、国人苦之」
※黴(1911)〈徳田秋声七八良人の狂暴な手は」
星座(1922)〈有島武郎〉「次ぎの瞬間には何をし出すか分らないやうな狂暴さが」

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デジタル大辞泉 「狂暴」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ぼう〔キヤウ‐〕【狂暴】

[名・形動]狂ったようにあばれること。また、そのさま。「酒に酔うと狂暴になる」
[派生]きょうぼうさ[名]
[類語]凶暴凶猛獰悪獰猛激越猛悪鉄火乱暴狼藉ろうぜき無法乱行らんぎょう蛮行ばんこう暴状暴挙暴行暴力・腕力沙汰ざた荒くれ粗暴野蛮

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普及版 字通 「狂暴」の読み・字形・画数・意味

【狂暴】きようぼう

狂い荒れる。

字通「狂」の項目を見る

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