狂乱(読み)きょうらん

精選版 日本国語大辞典 「狂乱」の意味・読み・例文・類語

きょう‐らん キャウ‥【狂乱】

〘名〙
① (━する) 正気を失い乱れて常態を失うこと。また、その状態。狂惑。
※本朝無題詩(1162‐64頃)七・自浜殿移民家矣〈釈蓮禅〉「接輿狂乱吾狂乱、再到関西後悔加」 〔論衡‐効力〕
舞曲扇林(1689頃)二一「狂乱 妻をしたふあり、子をかなしむあり。よくよくおもひゐれずば、狂乱にはみへまじき事也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「狂乱」の意味・読み・例文・類語

きょう‐らん〔キヤウ‐〕【狂乱】

[名](スル)
心が狂い乱れて、異常な言動をすること。「嫉妬狂乱する」「半狂乱
物事の状態が、はなはだしく異常になること。「地価狂乱
狂乱もの」の略。
[類語]気違い狂気乱心奇人変人変物変わり者変わり種難物怪人変質者狂人左巻き狂う発狂瘋癲ふうてんふれる気がふれる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「狂乱」の読み・字形・画数・意味

【狂乱】きようらん

はげしく乱れる。

字通「狂」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル大辞泉プラス 「狂乱」の解説

狂乱

池波正太郎の時代小説短編集。1977年刊行。「剣客商売」シリーズ第8作。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android