犬蓬(読み)いぬよもぎ

精選版 日本国語大辞典 「犬蓬」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐よもぎ【犬蓬・菴

〘名〙
キク科多年草。各地の山野に生える。高さ三〇~八〇センチメートル。花をつける茎とつけない茎がある。花をつけない茎は下部が倒れてロゼット状に葉をつける。花をつける茎は直立し、下部につく葉は幅広くキクの葉に似ているが縁の切れ込みは浅く上部の葉は小形で細長い。ともに裏面には褐色毛を密につける。夏から秋にかけ葉腋(ようえき)から分枝して直径約三ミリメートルの黄褐色卵形の花を下向きにつける。きくよもぎ。ふさよもぎ。きつねよもぎ。ふじよもぎ。〔書言字考節用集(1717)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「犬蓬」の解説

犬蓬 (イヌヨモギ)

学名Artemisia keiskeana
植物。キク科の多年草

犬蓬 (イヌヨモギ)

植物。アブラナ科の越年草,薬用植物。イヌナズナ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android