特発性乳漏症(読み)とくはつせいにゅうろしょう

世界大百科事典(旧版)内の特発性乳漏症の言及

【乳漏症】より

…多くの場合に血中プロラクチン値の上昇が認められる。原因となる疾患には,間脳―脳下垂体系の障害,脳下垂体腫瘍,異所性プロラクチン産生腫瘍,原発性甲状腺機能低下症,薬剤,外傷その他胸部疾患などがあるが,とくに原因が明らかでないものもあり,これを特発性乳漏症という。乳汁分泌を促すホルモンであるプロラクチン(PRL)は,脳下垂体前葉から分泌されるが,産褥期以外は間脳(視床下部)から分泌され,脳下垂体門脈を経て脳下垂体前葉に運ばれて作用するプロラクチン分泌抑制因子によって抑制されている。…

※「特発性乳漏症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」