特定物(読み)トクテイブツ

デジタル大辞泉 「特定物」の意味・読み・例文・類語

とくてい‐ぶつ【特定物】

具体的な取引に際して、当事者がその物の個性に着目して指定した物。例えば、「この米」といえば特定物となるが、「米10キロ」といえば不特定物となる。⇔不特定物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「特定物」の意味・読み・例文・類語

とくてい‐ぶつ【特定物】

〘名〙 当事者が具体的な取引にあたって特にその個性に着目して指定した物。単に種類数量だけを指定する不特定物に対する語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の特定物の言及

【種類債権】より

…他の物と区別さるべき一定の性質を有する物(種類物)の一定数量の給付を目的とする債権。種類債権は不特定物債権ともいわれ,特定物債権と対置される。ビール1ダースとか米10kgの給付を求める債権が前者であり,所在を示した土地や建物の引渡しを請求しうる債権が後者である。…

※「特定物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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