物言う花（読み）ものいうはな

精選版 日本国語大辞典

もの【物】 言(い)う花(はな)

物の意味を解し、口をきく花の意で、美人の称。解語の花。

※浮世草子・男色大鑑（1687）八「是ぞ今の世の色づくし物いふ花山に入、春の夜のならべ枕」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

物もの言いう花はな

《物の意味を解し、話をする花の意》美人。美女。解語かいごの花。
「飛鳥山に―を見る書生の運動会」〈逍遥・当世書生気質〉

出典　小学館