精選版 日本国語大辞典 「物覚ゆ」の意味・読み・例文・類語
もの【物】 覚(おぼ)ゆ
① 物事を識別することができる。心がたしかである。正気である。
※蜻蛉(974頃)上「ものおぼえずなりて、後のことどもはおぼえずなりぬ」
② 物心がつく。
※大鏡(12C前)五「物おぼえてのち、さることをこそまだみ侍らね」
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