精選版 日本国語大辞典 「物理変化」の意味・読み・例文・類語
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化学的な組成の変化がなく状態のみが変化する現象。化学変化に対応する用語で、単に見かけの姿が変わったときに用いられる。たとえば、常温で水はH2Oという化学組成をもつが、これを低温にすると氷に、高温にすると水蒸気になる。氷も水蒸気も化学組成はH2Oであり、化学変化はおきておらず単に状態が変化しただけである。水の中に砂糖を溶かしたとき砂糖水ができるがその後に水を蒸発させると砂糖が析出する。これは物理的な溶解現象である。また、水にナトリウムを加えると、ナトリウムは水と反応して水酸化ナトリウムと水素ガスが発生する。水を蒸発させてもナトリウムは析出しない。これは水とナトリウムとが化学反応をした溶解であり、同じ溶解であってもこれは物理変化ではない。
[下沢 隆]
…一般に物質系が示す変化のなかで,物質の種類(化学種)が変化する場合を化学変化といい,物質の種類は変化せずその状態のみが変化する場合を物理変化physical changeという。化学変化をひき起こす過程を化学反応といい,化学反応の過程で,反応に関与する物質を構成する分子・原子内で化学結合の切断・生成が起こる。…
※「物理変化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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