ぶっ‐か ‥クヮ【物化】
〘名〙
① 物が変化すること。物が造化の妙と合一すること。万物の変化の相。
※集義和書(1676頃)一六「女心傷悲は、春は女悲、秋は男悲といへり。天地の物化に感ずる也」 〔荘子‐
斉物論〕
※続日本紀‐文武四年(700)三月己未「道照和尚物化。天皇甚悼二惜之一」
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デジタル大辞泉
「物化」の意味・読み・例文・類語
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普及版 字通
「物化」の読み・字形・画数・意味
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世界大百科事典内の物化の言及
【物象化】より
…K.マルクスの後期思想における基本的な概念装置の一つ。〈物化Verdinglichung〉ないし〈物象化〉という概念は,マルクス以後,彼とは独立に,G.ジンメル,H.リッケルト,M.ウェーバーなどにおいても用いられている。マルクスの場合,この概念は,後継者たちにおいて永らく忘れられていたが,G.ルカーチ,わけてもその著《歴史と階級意識》(1923)によって復活され,マルクスの基本的概念装置として有名になった。…
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