物不足(読み)ものたらぬ

精選版 日本国語大辞典 「物不足」の意味・読み・例文・類語

もの‐たら・ぬ【物不足】

連語〙 (動詞「たる(足)」に打消の助動詞「ぬ」の付いた「たらぬ」に、接頭語「もの」の付いたもの。「ものだらぬ」とも) =ものたりない(物足)
※遊楽習道風見(1423‐28頃)「をさなくてものたらぬ所のさうおうあらば」

もの‐たり・ぬ【物不足】

浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「どうも物足りぬ様子で」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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