牧笛(読み)ぼくてき

精選版 日本国語大辞典 「牧笛」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐てき【牧笛】

〘名〙 家畜への合図牧童が吹く笛。
※和漢朗詠(1018頃)下「山路に日落ちぬ、耳に満てるものは樵歌牧笛の声〈紀斉名〉」 〔張喬‐題河中鸛雀楼詩〕

まき‐ぶえ【牧笛】

〘名〙 牧童などが吹く笛。牛飼笛。ぼくてき。

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デジタル大辞泉 「牧笛」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐てき【牧笛】

牧童が家畜に合図するときに吹く笛。

まき‐ぶえ【牧笛】

牧童の吹く笛。ぼくてき。

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普及版 字通 「牧笛」の読み・字形・画数・意味

【牧笛】ぼくてき

牧人の吹く笛の音。宋・陸游〔閑游の至る所少しく長句を留め得たり、五首、二〕詩 鷺(さぎ)はを引いて、浦(てきほ)を經(へ) 牛は牧笛に隨つて、柴門(さいもん)に入る

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