牟婁(読み)むろ

精選版 日本国語大辞典 「牟婁」の意味・読み・例文・類語

むろ【牟婁】

紀伊国の旧郡名。明治四年(一八七一)の廃藩置県により、東部度会県(のち三重県)、西部和歌山県分割編入され、同一二年、三重県牟婁郡を南北、和歌山県牟婁郡を東西に分割した。尾鷲市熊野市新宮市田辺市一部を除く)も含まれていた。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

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デジタル大辞泉 「牟婁」の意味・読み・例文・類語

むろ【牟婁】

三重県の北・南牟婁郡と、和歌山県の東・西牟婁郡地域。もと紀伊国の郡名。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「牟婁」の意味・わかりやすい解説

牟婁
むろ

和歌山県南西部、田辺(たなべ)市の一地区。旧牟婁町。会津(あいづ)川の中・上流域で、『和名抄(わみょうしょう)』の牟婁郷の地。

[編集部]

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