牛太夫(読み)うしだゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「牛太夫」の解説

牛太夫 うしだゆう

?-? 室町時代の能役者ワキ方。
応永29年(1422)音阿弥の後見として名がみえる観世座付の脇役者「牛入道」とも,近江(おうみ)猿楽日吉(ひえ)座の脇役者「牛熊」のことともいわれる。笛の名手だったともつたえられている。舞台で洟(はな)をかんでから演技をはじめたというエピソードがのこされている。法名は牛阿。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android