版権条例(読み)はんけんじょうれい

世界大百科事典(旧版)内の版権条例の言及

【禁書】より

…1875年は,言論出版の取締りを目的とする讒謗(ざんぼう)律・新聞紙条例の公布された年であるが,この年9月出版条例が大改正され,きびしい罰則規定が設けられた。87年には発行届出制度を採用した新聞紙条例改正と別に版権条例を公布し,著作権保護と出版取締りとを峻別した。このころから秘密出版が盛んとなり,出版条例違反で処罰される者が続出した。…

【出版法】より

…75年に改正された出版条例から出版は届出制になるが,同年制定の讒謗(ざんぼう)律新聞紙条例とともに反政府言論弾圧の役割を果たした。87年に出版条例は全面改正されたが,このときから著作権関係の規定は版権条例などにゆずられることになる。93年制定の出版法も発行届出制を採ったが,犯罪曲庇(事実を曲げてかばうこと),安寧秩序妨害,風俗壊乱等の文書図画を禁止し,官庁の機密に関する非公開文書の出版を許可制とすることなどを定めた。…

【版権】より

…この条例による版権は図書の出版にあたって,版権願書を内務省に差し出した著作者ないし出版者に与えられる権利で,願出がなければ版権の保護は受けられなかった。87年に出版条例から版権条例が分離され,そのとき〈版権ハ著作者ニ属シ〉(7条)と著作者に帰属することが規定された。その後99年に著作権法が制定され,はじめて著作権の用語が定着し,権利の内容も充実した。…

※「版権条例」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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