版図(読み)はんと

精選版 日本国語大辞典 「版図」の意味・読み・例文・類語

はん‐と【版図】

〘名〙 (「版」は戸籍、「図」は地図の意)
一国領地の地図。〔周礼天官司会
② 一国の領域領土。また、個人勢力範囲の意にも用いる。
※蕉堅藁(1403)銭唐懐古次韻「百年江左風流尽、小海空環旧版図
随筆・秉燭譚(1729)五「そのかみは別に一国にて〈略〉いまだ日本の版図には入らずとみえたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「版図」の意味・読み・例文・類語

はん‐と【版図】

《「版」は戸籍、「図」は地図の意》一国の領域。領土。また一般に、勢力範囲。「版図を広げる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「版図」の読み・字形・画数・意味

【版図】はんと

戸籍と国土の地図。領土領民。〔周礼、天官、司会〕國の官府郊野懸の百物財用、そ書版圖に在るの貳(じ)(副本)を掌る。以て群の治を(むか)へ、其の會計を聽く。

字通「版」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android