精選版 日本国語大辞典 「片道」の意味・読み・例文・類語
かた‐みち【片道】
〘名〙
※平家(13C前)二「すぐにしらせ奉てはあしかりなんとやおもひけむ、かたみち十二三日で候と申(まうす)」
② 往復の費用のうちどちらか一方の分。
※平家(13C前)七「かた道を給はってんげれば、逢坂の関よりはじめて、路次にもってあふ権門勢家の正税、官物をもおそれず、一々にみなうばひとり」
③ 道路の片側。
※俳諧・太祇句選(1772‐77)後編「片道はかはきて白し夏の月」
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