片輪車螺鈿蒔絵手箱(読み)かたわぐるまらでんまきえてばこ

精選版 日本国語大辞典 「片輪車螺鈿蒔絵手箱」の意味・読み・例文・類語

かたわぐるまらでんまきえ‐てばこ ‥ラデンまきヱ‥【片輪車螺鈿蒔絵手箱】

[1] 〘名〙 片輪車③を意匠とした文様蒔絵(まきえ)螺鈿(らでん)であらわした漆器の手箱。
[2] (一)のうち、特にその典型的なもので、東京国立博物館が保管する平安時代の作。錫(すず)置口(おきぐち)をつけたかぶせ蓋作り、紐金物(ひもかなもの)は銀製車輪形、内側は蝶や鳥と花や木や草の折枝を金銀蒔絵で施す。国宝

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android