片端者(読み)かたわもの

精選版 日本国語大辞典 「片端者」の意味・読み・例文・類語

かたわ‐もの かたは‥【片端者】

〘名〙
身体一部障害がある人。かたわびと。かたわうど
狭衣物語(1069‐77頃か)二「片目悪しき僧の〈略〉幼なくてかたはものになり侍りにければ」
性格考え方などが、かたよっている者。また、精神的に成長が遅れて一人前でない者。かたわびと。
仮名草子・ぬれぼとけ(1671)上「わきよりみればかたわもの、世の偏人はこれならん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android