片枠(読み)かたわく

精選版 日本国語大辞典 「片枠」の意味・読み・例文・類語

かた‐わく【片枠】

〘名〙 堤防河岸などの護岸のための資材で、一方だけが欠けた木の枠。おもに丸太雑木を用いて造り、枠の欠けた側を河岸の面にあて、中に石を詰め込んで、岸の決壊破損を防ぐのに用いる。
※堤防橋梁積方大概(1871)(古事類苑・政治九五)「一、片枠、長拾間、是は欠留に遣之、枠内石或は砂利にて埋立可致」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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