片月（読み）へんげつ

精選版 日本国語大辞典

へん‐げつ【片月】

〘名〙 半分、またはそれ以上かけた月。かたわれ月。弓張月。弦月。

※文華秀麗集（818）上・敬和左神策大将軍春日閑院餞美州藤大守甲州藤判官之作〈巨勢識人〉「郷心遠樹孤雲跡、客路辺山片月寒」 〔徐陵‐走筆戯書応令詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

へん‐げつ【片月】

かたわれ月。弓張り月。弦月。

出典　小学館

普及版 字通

【片月】へんげつ

弦月。宋・陸游〔漁父、二首、二〕詩　片生ず、紅(こうれう)（あかいたで）の岸　舟常に(し)む、白の波

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出典　平凡社「普及版 字通」