片岡 健吉(読み)カタオカ ケンキチ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「片岡 健吉」の解説

片岡 健吉
カタオカ ケンキチ


肩書
衆院議長,同志社社長

別名
幼名=寅五郎 諱=益光

生年月日
天保14年12月26日(1844年)

出生地
土佐国(高知県)

経歴
土佐藩士。文久3年土佐藩の郡奉行普請奉行。明治元年戊辰戦争に従軍、2年藩中老職、4年権大参事となり、欧州巡遊、5年帰国。6年海軍中佐、征韓論を支持して官を辞し土佐に帰り、立志社を創立、民権運動を指導した。また8年には愛国社創立に参加。10年板垣らと民選議院設立建白書を提出。一方西南の役が始まり、林有造ら立志社内の暴動計画で逮捕され、禁獄100日を言い渡された。12年県議となり議長。13年愛国社大会議長となり、国会開設請願書を提出。14年高知新聞社長、15年海南自由党を結成。18年受洗、高知教会長老。20年三大事件建白書運動に参加、保安条例違反で軽禁錮2年。22年大赦、23年以来高知県から衆院議員に8回当選、副議長、議長を歴任。自由党解散後、政友会に属したが、36年退党。のち同志社社長、土陽新聞社長、日本基督教青年会理事長。

没年月日
明治36年10月31日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

367日誕生日大事典 「片岡 健吉」の解説

片岡 健吉 (かたおか けんきち)

生年月日:1844年12月26日
江戸時代;明治時代政治家。土佐藩士;衆議院議員
1903年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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