爪楊枝(読み)ツマヨウジ

とっさの日本語便利帳 「爪楊枝」の解説

爪楊枝

歯垢を取るために僧侶が用いた道具「総楊枝(ふさようじ)」は、楊柳材料とし(「楊枝」)、その枝の先をたたいて“ふさ”(「総」)にしたもの。これが先のとがったものになったことで、先端を意味する「つま」が加わったと考えられる。

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精選版 日本国語大辞典 「爪楊枝」の意味・読み・例文・類語

つま‐ようじ ‥ヤウジ【爪楊枝】

〘名〙 にはさまった物を取り去ったり、食物を刺したりするのに用いる楊枝。小ようじ。→ようじ(楊枝)
※浮世草子・傾城色三味線(1701)大坂「こぎくの五折、楊枝(ツマヤウジ)をさしこみ」

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食器・調理器具がわかる辞典 「爪楊枝」の解説

つまようじ【爪楊枝】

歯の間に詰まったものを取り除いたり、食物を刺したりするのに用いる、先の尖ったようじ。◇「小ようじ」ともいう。

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デジタル大辞泉 「爪楊枝」の意味・読み・例文・類語

つま‐ようじ〔‐ヤウジ〕【爪×楊枝】

歯にはさまった物を取ったり、食物を刺したりするための小さい楊枝。こようじ。
[類語]楊枝高楊枝

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