熱磁気効果(読み)ネツジキコウカ(英語表記)thermomagnetic effect

デジタル大辞泉 「熱磁気効果」の意味・読み・例文・類語

ねつじき‐こうか〔‐カウクワ〕【熱磁気効果】

金属半導体温度勾配があって熱流があるとき、外部から磁場をかけると電位差温度差が生じる現象熱流磁気効果

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

法則の辞典 「熱磁気効果」の解説

熱磁気効果【thermomagnetic effect】

一様な組成の金属棒の両端に温度差を与えると,高温端から低温端へと熱が流れるが,これに直角方向に磁場をかけたときにみられる現象を熱磁気効果という.これには縦ネルンスト効果*横ネルンスト効果*熱磁気横効果*リーギ‐ルデュック効果*),熱磁気縦効果*マギ‐リーギ‐ルデュック効果*)の4種類が含まれる.通常は熱流の向きを x 軸,磁場の向きを z 軸方向として,電位差などの向きを添え字をつけて表す.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

化学辞典 第2版 「熱磁気効果」の解説

熱磁気効果
ネツジキコウカ
thermomagnetic effect

金属に一様な熱流があるとき,磁場を熱流と垂直に作用させると現れる現象.熱流の方向に電位差およびあらたな温度差を生じる.このため熱伝導率が変わる.また,熱流および磁場と垂直な方向に電位差および温度差を生じる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熱磁気効果」の意味・わかりやすい解説

熱磁気効果
ねつじきこうか

熱流磁気効果」のページをご覧ください。

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